戦慄ともいえる激しい寒気や腎臓部の鈍痛など、腎盂炎を患ったことのある人ならば誰しも経験していることでしょう。咳や鼻水、喉の痛みなど何らかの前触れがある風邪とは違い、腎盂炎はある日突然訪れます。
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戦慄ともいえる激しい寒気や腎臓部の鈍痛など、腎盂炎を患ったことのある人ならば誰しも経験していることでしょう。咳や鼻水、喉の痛みなど何らかの前触れがある風邪とは違い、腎盂炎はある日突然訪れます。
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高熱や悪寒がして、震えがとまらなくなります。38〜40度以上の高熱を伴うこともありますが、その割に全身状態は悪くありません。また、急性腎盂炎が起こると腎臓が腫れて大きくなります。そのため腎盂炎が起こった側のわき腹〜背中にかけて、鈍い痛みがでるでしょう。
この際、背中の肋骨周辺をトントンと叩くと響くような激しい痛み(巧打痛)を感じます。また、頻尿や排尿痛、残尿感など膀胱炎のような症状が現れることもしばしば。尿に白血球が混ざり、白く濁ってみえるのも特徴です。
活動性の慢性腎盂炎に関しては、急性腎盂炎と同じような症状が現れることもあります。逆に、非活動性の場合は無症状であることも多いでしょう。
慢性腎盂炎の多くは微熱や倦怠感、食欲不振、吐き気などを伴う一方、自覚症状がない場合もあるので判別が難しいとされています。また、慢性腎盂炎が進行すると腎機能が障害され、高血圧や貧血といった症状がでる場合もあります。

臨月を迎えたある日、私は里帰りのため市内にある実家でのんびりと過ごしていました。背中に妙な痛みはあったものの、体調は良好です。ところが、そんな私に突然ありえないほどの寒気が襲ってきました。いや、あそこまでくると寒気というより「戦慄」という言葉の方がいいかも知れません。
とにかく背中がゾクゾクして、いても立ってもいられません。母にそのことを告げると、「風邪じゃないの?」と言われました。すぐさま体温計を取り出し、熱を測ってみることにしました。ピピピッと鳴ったので見てみると、なんと39度もあるじゃありませんか。
ちなみに、しつこいようですがこのとき私は臨月です。普段はなんてことのない私も、さすがにこのときは「お腹の赤ちゃんに何かあったら・・・」と不安な気持ちになりました。すぐさまかかりつけの産婦人科へ行き、診察してもらうことに。病院へ着くなり尿検査をして、呼ばれるのを待ちます。
たくさんの妊婦さんがいる中(私も妊婦ですが)、ガタガタと震える私。とにかく震えがとまらないのです。診察室へ呼ばれると、先生から「おしっこが濁っています」といわれました。すると、すぐに先生は「ちょっと背中を見せてください」といいます。
私が背中を向けると、肋骨の下あたりをコンコンと叩きました。「こっち(右側)は痛いですか?」と聞かれたので、「痛くありません」と答えます。さらに「じゃあ、こっち(左側)はどう?」と聞きながらコンっと叩かれた瞬間、「痛い!痛い!!」と思わず叫んでしまいました。
これぞ腎盂炎の正体が明らかとなった瞬間です。